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乾燥肌の対策は、油分を与えることではなく、水分補給と保湿が重要です。
乾燥肌のニキビや大人のニキビは、基本的には皮脂分泌抑制でもよくなりますが、角化異常も大きくその原因に関わっています。ですからフォトダイナミックセラピー(PDT)治療後のニキビの沈静期間中に、角質や表皮の細胞を整え、正しい皮膚代謝を獲得する処置を合わせておこなうことも重要です。
デルタアミノレヴリン酸(ALA)は、赤血球のヘモグロビンや、筋肉中のミオグロビン、あるいは種々の細胞中の電子伝達系で働くチトクロームと呼ばれる物質のもとになるヘムを作り出す大事な体内物質です。ですからアレルギーや抗原抗体反応を起こす心配は無く、大量の投与がなされない限り、毒性もありません。また、代謝が早く体が必要としない分は24時間以内に尿中に排泄されますので体への蓄積がありません。既にこの物質の内服・外用や、引き続く光照射の臨床利用は、欧米はもとより、本邦でも脳外科領域でなされています(内服するALAの量は本邦の脳外科領域で使う量の半分になります)。
照射する光はレーザー光ではありません。630nmと670nmの波長を含む赤色領域のやわらかい可視光線なので、紫外線のような皮膚に障害をおこす光ではありません。
肝臓、腎臓の機能の悪い方、光線過敏の方、一部のアトピー性皮膚炎の方はこの治療は不適です。
ALAは酸性なのでムネヤケをおこしたり、また吐き気をおこすことがありますが、一時的なもので、翌日には消失します。
照射中はむずむずかゆみがあったり、にジリジリした熱い感じをうけることがあります。
照射後は皮膚に赤みがあらわれる方と、現れない方がいます。赤みがあっても翌日にはほとんど焼失するかたと、3,4日続き腫れるかたもおられます。また、照射した翌々日以降、それまで皮膚内に蓄積されていた脂分が排出されますので、いつも以上に脂っぽい状態になります。この時毛穴の目詰まりがあるとニキビになります(これを反応性のニキビと呼んでいます)が、たいていの場合PDTの一週間後には、鎮静化します。これは好転反応とお考えください。これらの反応は照射前のニキビの状態が重傷であればあるほど強くなります。