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プロローグ
ここ数年、医療のジャンルのひとつとして「美容皮膚科」が注目されるようになってきました。その治療対象の大きな柱の1つにニキビがあります。ニキビは尋常性ざ瘡という皮膚科の病気です。
ほんの以前までは日本の皮膚科医はこれを病気として認識していながら、治療にはあまり積極的ではありませんでした。数か所の大学や病院が研究していたにすぎません。治療法の開発にいたっては、皆無といってもいいでしょう。そんななか、皮膚癌治療の副産物として生まれた治療法がニキビの光線力学療法(Photo Dynamic Therapy略してPDT)です。
現在、メディアージュクリニックではこのPDTを中心とした光を利用した治療、およびケミカルピーリングや保険治療、あるいはまた医療メーカーと開発したイオン導入器などを駆使して、ニキビを中心とした美肌治療を行っています。患者様とお話ししていて感じることは、意外に肌のお手入れに関する知識が乏しいこと。そして自分の肌を正しく理解していないことです。単純に知識がないケースもあれば、氾濫する美容情報のおかげで頭でっかちになり、お手入れのしすぎで悪化させているケースもあります。間違ったケアを続けている場合も多くみられます。一般的なニキビの改善方法であれば「あれはダメ、こうしなさい」と禁止事項が多いのも特徴です。「それができないからニキビになったのに」と嘆いている方も多いようです。正しい知識を持つことが、きれいな肌への第1歩なのです。
ニキビは、治療によって治ります。正しい知識をもって肌の問題を克服し、楽しい毎日を送る手助けとなることを願います。