ひどいニキビを治す最後の光明・PDT

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ひどいニキビを治す最後の光明・PDT

ひどいニキビで悩んでいる患者様は、メディアージュクリニックに来るまでにいろいろと努力を重ねています。スキンケアを試したり、エステに通ってみたり、皮膚科にかかっていた方もたくさんいます。しかし、思うような治療効果があらわれない。私のニキビはもう治らないのではないか…となかには診察室で涙を浮かべて訴える方もいらっしゃいます。

そんな患者様も、PDT照射後はニコニコ笑いながら同じ診察室の椅子に座ることになります。あれほど悩んでいたニキビが改善され、肌が以前とは比べようもないほど美しくなっているからです。

PDTは重症あるいは慢性化したニキビに対して非常に効果的な治療法です。しかし残念なことに、まだ広く知られているとはいえません。多くの患者様が「もっと早くPDTに出会っていれば」と口を揃えますし、全国の重症のニキビ患者様を抱えるクリニックから問い合わせをいただくこともあります。

PDTって・・・何?

PDTとは「Photo Dynamic Therapy」(フォトダイナミックセラピー)の略です。日本語に訳すと「光線力学療法」にあたります。光に対して反応する物質(専門的には光感受性物質といいます)と、光線を組み合わせて行う治療法のことです。

もとは皮膚ガンの治療に使われていた技術

PDTは、もともと癌の治療のために行われていました。日本でも70年代から肺ガンの治療として行われ、90年代になってからは体内に存在するある種のアミノ酸を使うことでより安全性が高まりました。

現在、日本のPDT治療のレベルは 海外と比べても非常に優れたものです。
皮膚ガンの治療法といえば、手術や放射線治療、あるいは化学療法が主流でしたが、PDTが皮膚ガン治療に有効であるのではと考えられました。主に初期の皮膚ガンと、末期の患者さんが対象に治療が行われました。

初期ガンの場合、前癌病変が消えてしまうことがありました。末期ガンの場合も悪性の腫瘍が徐々に良くなっていく例が見られました。多くの症例に 治療効果が得られ、さらにPDTに関する研究が進められました。

そのうち、「アミノレブリン酸」が、毛包皮脂腺に選択的に取り込まれるということが分ってきたのです。この性質を応用すれば、ニキビ治療ができるかもしれない。そう考えられたことが、PDTによるニキビ治療開始のきっかけでした。

アミノレブリン酸って何?

それでは、アミノレブリン酸とはどんなものなのでしょうか。
アミノレブリン酸はもともと人間の体内に存在しているアミノ酸の一種です。血液中のヘモグロビンやビタミンB12を生成する材料で、通常はごくわずかな量しか体内に存在しません。

アミノレブリン酸は、適量を服用すると皮脂腺に選択的にとり込まれます。そしてポルフィリンという物質をつくりだします。ポルフィリンは光を浴びると大量の活性酸素を生成する光感受性物質です。アクネ菌もポルフィリンを持っています。ただし全く同じポルフィリンではなく、PDTで生じるもののほうが強力です。つまり、PDTとは、毛包皮脂腺にたくさん集まったポルフィリンに光を当てることで、大量の活性酸素を発生させ、ニキビの原因であるニキビ菌や、その他すべての原因菌を一気に駆除してしまうという治療法です。

ニキビの元、常在菌を一気に殺す働きが

図

ニキビの炎症を起こす原因は、皮膚にもともと存在する常在菌です。
一般的に知られているのはアクネ菌ですが、これ以外にも表皮ブドウ球菌などが炎症の原因になります。この菌を駆除するために、これまでは抗生物質の処方や、クリアタッチ、クリアライトを使った療法が行われてきました。

しかしこれらの療法は主にアクネ菌を対象としているので、それ以外の菌を完全に駆除することはできません。さらに1つの菌をうまく消滅できたとしても、その他の菌がとって代わる可能性もあります。

PDTの優れたところは、アクネ菌はもとより、それ以外の菌も一気に駆除してしまうことです。また皮脂腺の機能を一時的に制御するので、過剰な皮脂の分泌を一定期間沈静化する効果も望めます。

PDTの光の波長について

長時間光をあびるという行為そのものに不安を覚える方もいるでしょう。PDTの光は可視光線です。可視光線とは太陽や電球と同じ、私たちが普通に見ることができる光から、紫外線と赤外線の領域をのぞいたものです。レーザーのように強い光を一気に照射するわけではないので、肌に刺激は与えません。また、紫外線のように肌にダメージを蓄積し、皮膚ガンやシミを呼び起こす心配もありません。どれほど長時間浴びたとしても、肌に害はありません。さらにPDTの光線は、可視光線のなかからポルフィリンがもっとも反応する波長を選択しています。これまでの研究の結果、ポルフィリンが反応する光で肌の奥に届くものとしてPDTで利用する光の波長は世界的に635nmとなっています。

この波長を多く含む光を照射するために、光源装置の開発が進みました。現在メディアージュクリニックに設置されているPDT用光源装置は、635nmの光を効率よく照射できるタイプのものです。長時間照射することを考えて、紫外線に近い領域の光は全てとりのぞき、安全性にも配慮いています。また光源と肌の距離を計算し、照射の均一性を高めて、もっとも効果的に照射できるように設計されています。

では、実際PDTの照射がどんな感じなのか、体験レポートをご紹介いたしましょう。

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