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ニキビ跡凹凸治療
Er-YAGフラクショナルレーザー

フラクショナルレーザー治療とは、皮膚にドット状に多数の点状の穴を開ける治療方法を言います。

  • 治療前

    治療前

  • 治療後

    治療後

治療目的に合わせ1回の治療効果やリスクを考慮して、点状の穴の深さやその密度を調整することができます。この小さな点状の穴は肌にとっては小さな傷ですが、この小さな傷を修復しようとする自己治癒能力により様々な成長因子が放出され、コラーゲンやエラスチンを産生する線維芽細胞の活性化や上皮細胞の増殖などを促します。

これらの作用によりレーザーで生じた小さな傷が治るだけでなく、小さな傷周囲のコラーゲンも増殖することで、元々のニキビ跡のクレーターを改善が期待できます。

フラクショナルレーザーの種類

現在最も普及しているのがCO2(炭酸ガス)によるフラクショナルレーザーですが、当院では、Er:YAG(エルビウムヤグ)レーザーによるフラクショナルレーザーを導入しています。Er:YAGレーザー(波長2,940nm)は、同様の目的で用いられるCO2レーザーと比較し、約10倍の水分への吸収率があり、表皮に対してミクロン単位の蒸散(剥離)が可能で周囲にほとんど熱影響を与えないことが特徴です。

フラクショナルレーザーは、より深度の深い治療を目的とした「アブレイティブフラクショナルレーザー」とダウンタイムを少なくすることを第一義とした「ノンアブレイティブフラクショナルレーザー」に分類されます。
当院のEr:YAGフラクショナルレーザー機器では、この両方に対応することが可能ですが、『ニキビ跡』に対しては、原則としてアブレイティブな方法で照射します。アブレイティブフラクショナルレーザーは、ドット状の点状の穴を、より深く、より密度が高い状態で照射します。つまり皮膚へ治療効果をより高く設定した方法です。これはある意味ダメージが大きいわけですが、当然それに伴う自己治癒能力の蜂起は大きくなるため、一回の治療効果が高く、皮膚の再生を強く促し肌の入れ替えが進みます。ただ、治療後はダウンタイムが比較的長くなり、被覆材などの保護が必要となったり、一時的な色素沈着などが生じる可能性がありますが、肌再生におけるレーザー治療としては改善効果が高いのが特長です。

アブレイティブレーザー
ノンアブレイティブレーザー

当院のフラクショナルニキビ跡クレーター治療の特徴

当院のフラクショナルニキビ跡クレーター治療は、皮膚内に極小の点状に照射剥離するため、適用されるフラクションは全体的な治療域のうちのごくわずかです。この処置は、繊維芽細胞を刺激しコラーゲンとエラスチンを新たに産生させて創傷部位の治癒反応を誘導しながら、周囲組織は無傷の状態で残したまま、速やかな治癒を促します。

ニキビ跡のクレーターの症状によって照射の目的となる深さは異なります。
フラクショナルニキビ跡クレーター治療はドットの深さとその密度を綿密に調整することで、お1人おひとりの肌の状態に合わせた治療ができます。

フラクショナルニキビ跡クレーター治療は皮膚内に清潔に微小な範囲で剥離する経路を作り、線維芽細胞の産生を活性化し、コラーゲンマトリックスを回復させます。その結果、コラーゲンとエラスチンが新たに形成され、皮膚が膨張し厚みが出ます。真皮乳頭層には幹細胞と色素細胞(メラノサイト)が存在するため、周囲の組織を傷つけないことは速やかな治癒を促すことになります。 フラクショナルニキビ跡クレーター治療は、顔も身体もあらゆるタイプの肌にお受けいただけます。

フラクショナルニキビ跡クレーター治療のTRLテクノロジーは、25µmから1,500µmの範囲で厳密な精度で剥離でき、これにより、剥離と凝固の深達度をそれぞれ別に調節できるようになりました。極めて高い精度で1パルスあたり25~1,500μmの組織をどの深達度でも蒸散させることができ、凝固層がほとんどない蒸散が可能です。凝固させる場合は、プロフラクショナルXCを使用すると、連続的なサブアブレーションレーザーパルスが送出され、組織を蒸発させることなく、選択した深達度で組織を加熱できます。レーザーによる周囲の正常組織への熱損傷がほとんどないため、ダウンタイムが短く、術後の赤みや色素沈着のリスクが軽減されています。 CO2レーザーは穴の周囲組織が熱によるダメージを受け、凝固層が厚くなっています。この凝固層が創傷治癒を阻害し、ニキビ跡の治療効果を妨げる原因になっていると考えられます。

フラクショナルレーザー 皮膚 蒸散 凝固(熱損傷)層 Er.YAG(エルビウムヤグ)レーザー2,940nm その他のフラクショナルレーザー 皮膚 蒸散 凝固(熱損傷)層 CO2レーザー 10,600nm 皮膚 凝固層 ノンアブレーティブレーザー1,320~1,550nm

水分への高い吸水性で、剥離率を増大

フラクショナルニキビ跡クレーター治療には、剥離率の高いEr:YAG(エルビウムヤグ)レーザーを採用しています。Er:YAG(エルビウムヤグ)レーザーはCO2レーザーに比べて、水分に対する吸収率が高く、ごくわずかな熱伝導で組織を蒸発させ、周辺の正常組織に対するダメージをおさえます。CO2レーザーの場合、水分によって吸収率が比較的低くなるため剥離率が低下することから、組織内に著しい熱量が伝導されることとなります。

フラクショナル治療の流れ

フラクショナル治療の流れ
  • 1. カウンセリング・診療
    施術前のカウンセリング・診療時は、お一人おひとりの症状やお悩みに対して的確に効果が現れるかを診察します。
  • 2. 洗顔・照射準備
    照射部を消毒し、ニキビ跡の状態を最終チェックします。麻酔クリームをぬり数十分待ちます。
  • 3. 施術
    範囲やニキビ跡の度合いによりますが30分~60分程度かかります。
  • 4. 施術終了
    ク-リング、テープ保護を行います。翌日と約5日後に検診にお越し頂きます。

フラクショナル治療のリスクと副作用

フラクショナルレーザー治療は、肌細胞の創傷治癒能力を引き出すために、レーザーにより肌に一時的にダメージを与えています。治療部位の出血や浸出液について医師の指示どおり正しい管理を行ってください。心配な際は、遠慮なくご相談ください。

  • ・治療部位の管理を正しく行っても、治療部位に感染を起こしたり、体質等により色素沈着や瘢痕形成等が生じることがあります。
  • ・治療後は紫外線対策を行い、過度な摩擦を避けてください。

フラクショナル治療の費用

顔全体 1回 ¥88,000
6ヶ月以内 ¥61,600
1回 ¥55,000
6ヶ月以内 ¥38,500

※全て税込価格となります。その他の部位別料金、こめかみや鼻、あごなどの治療の料金設定もあります。

フラクショナル治療と併用をおすすめする関連治療

症状により、適応は個人差がありますが、下記の治療を併用していただくとニキビ治療の効率が格段にアップします。

エレクトロポレーション

Electroporation有効成分を肌深部まで大量に浸透させる治療です。

エレクトロポレーション
顔全体1回 ¥14,300

その他の部位別料金、背中や胸などの身体の治療の料金設定もあります

エレクトロポレーション

イオントフォレーシス

Iontophoresis有効成分を深部まで大量に浸透させる自宅治療です。

イオントフォレーシス
治療液導入機器 ¥22,880~
医療用導入液 ¥13,200~
皮膚安定保護
クリーム
¥4,400~
イオントフォレーシス

点滴・注射

Drip・Injectionニキビに対する有効成分を直接血管に投与する治療です。
経口薬よりも高い効果が得られます。

点滴・注射
ニキビ点滴 ¥2,750
ニキビ跡色素点滴 ¥2,750
ニキビ注射 ¥2,200
ニキビ跡色素注射 ¥2,200
点滴・注射

東京院のみ取扱・大阪院のみ取扱・福岡院のみ取扱のものもございます。詳しくはスタッフへお声がけください。